佐藤クリニック 佐藤 浩生
かかりつけ医機能の充実を目指して
元来、有床診療所の最も一般的なイメージは、一人の医師が近隣の患者さんの
かかりつけ医として、外来・入院を含めて機能するいわばミニホスピタルといっ
たものであった(勿論、現在でもそうですが)と思います。しかし、医療の専門
分化が進むに従い、一人の医師でほぼ全科にわたる範囲の診療を行うには困難に
なりつつあり、それが有床診の減少の一因であると考えています。
私共は、内科系医師と整形外科医の二人が共同してもう少し広い範囲の医療を
行う事を目的に、平成8年8月よりそれまでの一人医師での有床診を全面改築し
二人体制でスタートしました。
現在入院部門は一般病床13床、療養型病床6床で、入院患者の多くは内科的
疾患と外科(整形外科)的疾患を合併し、両科で診る必要があります。例えば、
狭心症や心不全のある高齢者が大腿骨頸部骨折を来した場合や、逆に、肺炎等で
入院し、長期臥床のためリハビリが必要となるケースなど多様な組み合わせがあ
り、この二人体制はかなり有効に機能してまいりました。
さらに訪問診療にも範囲を拡げ、訪間リハビリを新たに追加し、既存の在宅サ
ービスと連携することにより、より多くの患者さんに対応できるようになりまし
た。
今後はさらに高度な医療をより広範囲に展開することを目的に、市内外の専門
的知識・技術を持った無床診の医師等と連携し、場合によっては病床を共有する
ような方向も模索しています。
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2001.8.11