在宅高齢者サービスガイダンスブック
はじめに
日ごろから、在宅高齢者の保健福祉サービス関係業務に従事されている皆様の御尽力に対し、厚くお礼申し上げます。
ご案内のように、本県においても急速に高齢化が進行する中で、高齢者介護対策が重要な課題となっておりますが、市町
村で高齢者保健福祉計画を策定するとともに、県としてこれを広域的に支援するため、「かながわ高齢者保健福祉計画」
を策定し、その推進を図っているところです。県の役割としては、、計画に盛り込まれた各種サービスの財政支援を中心に、
施設整備、人材養成、サービス提供の仕組みづくり、保健福祉の基盤整備等を通じて計画の推進に努めております。
高齢者保健福祉計画も策定から4年を経過し、サービス内容や地域ごとのバラツキはあるものの量的整備は順次進められ
つつあり、今後はサービスの量の確保と併せて質の確保が課題となってきております。また、介護保険導入を控えて、施設
福祉中心から在宅福祉重視へとシフトしつつあります。
特別養護老人ホーム等の施設サービスの提供につきましては、要綱やマニュアルも整備され施設内で一体的に事業が
行われるのに対して、在宅保健福祉サービスにつきましては、国等の要綱を基準に進められてきましたが要綱レベルでは
きめ細かに整備されているものの、サービス全体の概要把握は相当のベテランでないと困難な状況にありました。また、
サービスメニューが多彩でしかも比較的歴史が浅いため、マネジメントする現場では何かと御苦労の多かったことと思い
ます。
そこで、第一線で各種在宅サービス提供に従事されるみなさんにとって事務提要のようなものが必要との声を受けて、
このたび本ガイダンス発行の運びとなりました。
市町村の保健福祉事務担当者をはじめ在宅保健・福祉サービス提供機関従事者、県保健福祉事務所の関係者等事務
事業に携わる方々のために、各事業の内容やその連携状況等を分かりやすく整理し、現場で必要となる事務処理の流れ
を中心に可能な限り必要な情報を一冊にまとめました。初めて事務に携わる方はもとより、既に従事されている方にとって
も共通の認識を得ていただくため、本冊子が幅広くが御活用いただければ幸いと思います。
平成9年3月31日 神奈川県高齢者保健福祉課長
羽田 愼司