ゆうしん
神奈川県有床診療所協議会
平成18年6月5日発行 第24号
編集者 全国有床診療所連協議会理事 小笹慶資
五月晴れという日が殆どなく、はや6月に入りました。
5月30日の総会では会則に従って指名により新会長は葉梨之紀先生に
決定しました。その他の人事や総会の議事等についてはいづれ事務局
より連絡があることと存じます。ゆうしんの発行は新会長の了解を得た
ので事業報告や会員の声を集録して載せて行きたいと存じます。
さて、今回の診療報酬改訂は手順の遅れや内容の不備が目立った
ため各団体から激しい不評の声があがっていますが、介護療養型の
廃止に見られるように現在の政府も官僚も中医協も、費用負担の
多寡をめぐって将棋の駒を動かすように又もや患者さんのたらい廻しを
強いようとして居ます。医療の中のこころというものに何の価値も認め
ないやり方がこの先も続くならばこの保険制度はつぶしてしまった方が
よいのではないでしょうか。
今の政治はお金ばかりが目当てで、どんどん人の心を引き離すため
犯罪の増加もさることながら、親が子を殺し、子が親を殺すというような
医の手の届かないところで事件が多発していますが、これも政治の恥部
と言ってよいのだと思います。明らかにこの小さな島国にアメリカ的
資本主義のかたちを持ち込むとどうなるかをまさしく実験しているような
ものです。人々の心のすさみはすべて都市集中を促進する経済政策から
来て居り、社会主義的な手法を破壊しようとするところから来ています。
医師と患者とは、心のつながりが大事であり古くから自然発生的に
主治医や家庭医は存在していたのですが、今の介護保険に於ける
主治医は押しつけ的で、心のかようものではなく、病院にあっては入院
の始めから転院先を強要するなど主治医とは名ばかりのもので安心して
つき合える姿はありません。計算づくの医療は完全に医師と患者の関係
を深めることを困難とし、相互の暖かい関係を消滅させてしまいました。
これは医師の偏在にも繋がり、医療は崩壊に向っています。これもすべて
ボタンのかけ方を誤った政治の責任です。病院は特別な病気でない限り、
一ヶ所で最後迄居られるように制度を戻すべきです。施設は過剰になって
いるのですから、少し頭を使えば過剰な医療費を使わなくとも可能であり、
こうすれば医師は真の主治医となり、安定した正しい医療に専念出来るに
違いありません。
さて、今月の神奈川県医師会報には新副会長の玉城嘉和先生の論文が、
横浜市医師会報には新副会長の東條龍太郎先生の論説が掲載されま
したので別紙にてお送り致します。有能なお二人の本会での御指導を強く
御期待申し上げる次第です。又最後に内藤名誉会長・全国会長にお持ち
いただいた有床診療所に関する資料も同時にお送り致しますので御精読
下さるよう御願い申し上げます。
有床診療所のホームページ
http://www.ozasa-iin.jp/yuushin/
神奈川県有床診療所協議会事務局
〒241―0831 横浜市旭区左近山16-1左近山団地1-35-102 左近山中央診療所
福村 正 メールアドレス houi-kai@sa2.so-net.ne.jp
2006.6.5