ゆうしん 22号

 いよいよ4月が近づきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は櫻の開花が早いと云いますが、医療界の萎んだ空気の中で果たして
華やいで呉れるでしょうか。
医療福祉を押さえつけて発展する財界の姿は少し異様ではないでしょうか。
防衛庁の汚職の根深さがわかって来ましたが、天下りの悪質な構造を云う
ならば、一番天下りが多いと云われる厚生労働省に悪質な仕組みはないの
でしょうか。問題は薬価基準というものの存在です。長いこと薬価の網を
かぶせられて小羊の如くあしらわれて来たために、医療界は毒気を抜かれて
しまい、そのことの不当さを考えもしなくなっています。自由経済の中で製造物
の値段を市場原理以外で定めることは明らかに不当です。医療分業がほぼ
完結した現在、製造物である薬の値段を長い時間何の根拠も明らかにせず
値を決めて来たことには問題があります。最終的にはただ一人がきめるのだ
という噂もあるのですから。競争しなかったために、あのバブルの時もメーカー
は殆どつぶれず生き残りましたが、競争しないために製造努力を怠ったため
この20数年、日本のメーカーの開発した薬は殆どなく、すべて外国産のバルク
を少しばかり修正して売り出すというありさまです。自由競争で発展した自動車
産業とは何という違いでしょうか。従って、薬は外国より値段が高くなっています。
薬価を無くすとよい薬が高くなると言った官僚があったようですが、競争があれば
値段が下がるのが自由経済の原理です。
日本医師会は遠慮があるのか、或いは結びつきがあるのか、厚生官僚の天下り
の場所も数も調べているのかどうか発表がありませんが、防衛庁の例と余り変わ
りがないのではないかと疑われます。これだけ医療が圧迫されると、今や自由
開業の経営に未来は無く、官僚の思うままの査配に抵抗しなければならない時
が来たような気がします。私は正しい論理である、製造物である薬の値段は
自由競争にするという論点から官僚の天下り支配に楔を打ち込むべきではないか
と考えます。
麦谷課長や原課長のお話も誠に白々しく6年前に大金をかけて療養型に改築し
た医療機関にどんな言い訳が立つのか、本当にお金をかけた病院や診療所が
国と中医協に賠償の申し立てをしてもよい事例ではないかと思いますが如何で
しょうか。24時間体制で地域貢献してきた有床診療所を無視させないためにも
必要のような気がします。                               

神奈川県有床診療所協議会事務局
〒241―0831  横浜市旭区左近山16-1左近山団地1-35-102
左近山中央診療所    福村 正  
メールアドレス houi-kai@sa2.so-net.ne.jp

有床診療所のホームページ
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2006.3.9