ゆ う し ん
2月3日発行 第6号
北陸、東北地方は豪雪と報道されていますが神奈川県は山沿いを除いて
雪もなく、気温は下がっているものの暖かな太陽が降りそそいでいます。
先日人口密度を調べていたところ、湘南地方の人口増加が目立っていま
した。住み易い所へ人が集まるのは自然のことですが、これから人口比率
がどう変わって行くのでしょうか。
医療機関の分布も、大量開業時代に入って競争も協調も活発になって来
ました。
福祉事業に株式会社の参入を許したためにこれから起こってくると思われ
るよからぬ諸事態に対して現在の行政府が対応が出来るのでしょうか。
惨殺される老人が増えているのは情報の流出によるものではないのでし
ょうか。これを見ても医療への株式会社の参入など許されるものではあり
ません
これからは医療と介護の地域に於ける競合が重要となっていますが、
一つの意見として、多機能サービス観点と有床診療所の関係について考
えてみました。
有床診療所と小規模多機能サービスとの関係について
小笹慶資
介護保険法が施行されてから5年が経ち障害老人に対する処遇は著しく
改善されました。
然し、入所施設の増加と低廉化によって施設入所が促進され、介護保険
の本来の目的である居宅支援が必ずしも有効に機能せず、老人が生活し
て来たコミュニティの中で一生を送ることが困難になっています。
又、老人施設の多くは人口密集地を避けて郊外にあり、住み馴れた土地
を離れなければならなくなって居ます。
この度の介護保険の見直しに於いて、始めて小規模多機能サービス
拠点という考えが浮上して来ました。その内容をよく見ると、これは従来
から内科有床診療所が担って来た機能とよく似ています。
内科有床診療所の多くは療養型としてカウントされて終末医療を担う外に
デイケア、リハビリ、居宅支援、訪問看護等によって、介護保険の一部に
寄与して居り、今回の小規模多機能サービス拠点が出来ればそれと競合
することになります。
医療から介護を切り離したために起きるべくして起きた二重構造ですが、
ある意味では内科有床診療所の機能が見直されるよい機会が来たと言
えるかも知れません。
つまり、小規模多機能のサービス施設の上に小規模多機能の医療機関
である有床診療所が乗っかれば、コミュニティにとっては鬼に金棒を得た
ことになります。
両者の併設は住民にとって、病院と老健の併設よりは遙かに身近な利用
施設として親しまれるものとなり、疾病予防、介護予防にも身近で役に立
つものと思われます。
以上は老人問題に限った施設整備ですが、わが国の将来を考えると、
少子化の問題、子供を産まない、産めない、育てられない問題は更に
重要であり、有床診療所は哺育の併設の方にも関心を持つべき時が
来たような気が致します。
神奈川県有床診療所協議会事務局
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左近山診療所 福村 正
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小笹医院メールアドレス
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2005.2.3