ゆうしん
11月のお知らせ
平成16年11月11日発信 第3号
11月のお知らせ
アメリカの大統領選挙の結果を見てからと思っていたので発行が少し
遅れました。予想通りブッシュ氏が勝つたのですが少し残念な思いで
がっかりした中にホットした思いが出て来るのはなぜでしょうか。東部
の知的階級がケリー氏に投じ南部の農業地帯がブッシュ氏に投じ色
分けがはっきりし、アメリカが二つに分断された姿を見せています。
誰にも解きほぐせないパズルのような時代には複雑よりは単純で
わかり易い方がよいのでしょうか。ブッシュ氏の尻馬に乗って小泉政権
は益々経済活動優先の政策を押し進める素地を得たことになり、こころ
で動く社会を軽視するため、人々がどんどん不道徳になって行くような
気がしてなりません。10月26日は別紙の通り神奈川県ゆうしんの役員
会を開催し、各科ばらばらのゆうしんの意見をまとめ易いように、各副
会長さんに4部門に分けた部門別の御意見を集めていただき、ゆうしん
の力が結集出来るように致しました。
いま日医は混合診療の解禁反対の署名運動を始めていますが、前回
全国ゆうしんの要請でお願いしたゆうしん存続のための署名運動はお
陰様で予想以上の署名が集まりましたことを御報告し、まだ御提出いた
だけない方には日医の署名と平行してゆうしんの方の署名も更に増やし
ていただきたいものと存じます。
来年は介護保険の見直しがあり、要支援や介護度1の方はディサー
ビスから除外され、リハビリを中心とした健康増進運動に組み入れられる
ことになります。医療機関はもっと介護予防の分野に手を伸ばさないと、
代替医療によってシェアーを奪われることになります。これはすべて介護
保険に株式会社の進出を認めたためであり、この足の速さこそ小泉政権が
株式会社によって医療を支配しようとした先兵であったわけです。
先日の役員会で産婦人科のK理事は自由診療の推進を従来から推奨
して居られましたが、収入の主体を自由診療に移したことにより利益は9倍
になり、現在は完全に他人に任せられる状態であると自由診療の収益性の
よさを強調されました。
仮に株式会社が参入し、民間保険が発達するとどうなるか。別紙に菅谷
副会長が書き出したような事態が実際にアメリカではおきているようです。
収入だけのことを考えるなら自由診療の部分が多い程ゆうしんの立場は
よくなると思います。国民の立場に立つと当然医療費負担は増加し均等な
医療は受けられなくなります。
我が国の国民皆保険制度はいつでもどこでも適切な費用で平等な医療
を受けられるという比類のない制度として発達して、国民の平均余命世界一
となる為に最大の寄与をしてきたことは周知のことであり、これは前回にも
申し上げた通り、医師の知性と忍耐によって築き上げられた制度であり
規制から逃げ出したい気持ちを国民医療向上のために耐え忍んでいる
のであり、混合医療が拡がって自由の部分が増加すれば医師の所得の
増すことはわかっているのですが混合医療の発展は民間医療保険の拡大
となり前述の通り国民保険の崩壊につながることは火を見るより明らかです。
更に小泉政権は株式会社参入を目論んでいますが、バブルで目一杯不正
を働いた企業人のセンスで真の医療の発展にはつながらないでしょう。
大病院グループの多くは設備会社によって利益を分配して居り必ずしも利益
を医療法人に投下しないようであり、株式会社受け入れの以前に病院群の
姿勢を確かめる必要があり、更にその前に前回も述べたように不必要となった
薬価制度をやめて製薬メーカーの競争を刺激し自由競争のよさは、この
製造物事業の中に発展させるべきかと考えますが?
有床診療所のホームページ
http://www.ozasa-iin.jp/yuushin/
小笹医院のホームページ
http://www.ozasa-iin.jp/ozasa/
小笹医院メールアドレス
info@ozasa-iin.jp
2004.11.11